a requiem



















なんでこんなにも君が好きなのかわからない
ただ一時の気の迷いかもしれない
だけど溢れてくるんだ
いつか嫌いになるその日まで
永いお別れをするその日まで
好きでいられたらいい
君といられたらいい

本気でそう思ったのだ














『贅沢なコドモ』

















「だから俺と付き合ってくれ!!」
「無理」








くっさい台詞で告白されても元来同性というものが恋愛対象ではない俺は少しも
トキメキを抱かなかった
つか逆に寒いわ




「どうしても駄目?」
「つか無理だから!!」




俺は何故かモテる、男から
変な呪いでもかかってんじゃねーかぐらいの勢いでモテるのだ
別に女顔でもないのに






「おーっす南」
「おー」
「まーた今日もモテモテだったな」
「本当に御祓いとか行ったがいいのかな」
「かもなー」







こんなに続くと悪意を感じるぞ
誰かに恨まれるような事したか俺?






「ま、でも南には俺がついてるから大丈夫だぜ☆」







何が大丈夫なんだよ、と思いつつとりあえず











「お前もかよ」



















と突っ込まずにはいられなかった
























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