小林と増田






















「俺がさあ」

「ん?」

「実はお前の事大嫌いで嫌がらせで好きっていってたらどうする?」

「は?」

















『もしも』























昼休み、今日は天気がいいから購買でパンを買って外で食おうぜ
と小林がいったので外で食べているのだが
なんだろうこの晴れ空の下に似合わない会話









「何お前俺の事嫌いなん?」
「いやもしもの話しね」
「別に、嫌いでもいいけど」
「いいの!?それちょっ、悲しいじゃん!」
「いやなんつか嫌いな人間に好きだなんていうのって結構辛いじゃん、だから嫌いならそういってくれた方が楽だろお前が」
「でもこれはもしもの話しだからね、俺は別に増田の事嫌いじゃないからね」
「どっちでもいいけど何急にそんな事聞いて」





そりゃ本当に嫌いだなんて言われたらショックだけどさ






「いやーなんつか確認?」
「は?」
「今後生きていくうえでの活力といいますか」
「なんだそれ、わけわかんねー」
「んーまあ、まだわかんなくていいや」
「ふーん」








何だか含みのある言い方
ちょっとむかつくじゃないか







そこで俺はふと気になった事があったので聞いてみた



















「お前さ」
「はい?」
「もし俺がお前の事好きだっつったらどうする?」
「え!?」


























聞いた途端小林の顔が真っ赤になったので


聞くんじゃなかったと俺は少し後悔した































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