「ツンデレでいこうと思うんだ」 「は？」 『その男、ツンデレにつき』 あいさつもなしに開口一番そんな事をのたまったのは春になって頭が沸いた小林だった なんだツンデレて、というかどういうつもりだこいつは 「何それ、ちゅーかどうした」 「増田には関係ないでしょ」 「んだとこら」 「所詮俺とお前は他人なんだから必要以上に関わるなよな」 「なんだお前その言い方、すげえムカつくんですけど」 「なんだよ、増田にとって俺なんてどうでもいいくせに」 なんだ、なんなんだ、すげえめんどくせえぞこいつ 「あー、じゃあもう関わらないから、一人で勝手にツンデレとやらを楽しんどけよ」 「なっ！！一人じゃ意味がないじゃないか！！」 「あ？関わるなっていったのはおめーだろうが」 「そ、そうだけど、」 「じゃあいいじゃねえかよ」 「だ、駄目なんだっ！！増田がいないと意味がないんだよ！！」 さっぱり訳がわからない ああそうか、とうとう小林は別世界に行ってしまったんだな 俺とは違う次元で生きてるんだろう、だから話がかみ合わないんだな、うん 「お前ら朝から何騒いでんの」 宇野がやってきました 「よーっす」 「はよ」 「で、どしたの」 「何かこいつがいきなりツンデレでいくとか言い出してよくわかんねえの」 「はい？」 「だって増田中々なびかないから萌えを作ってみようかと思って」 萌えってなんだ、今のやりとりの何処に萌え属性が含まれていましたか つかなびかないからってお前、どういうことお前 「じゃあ次はヤンデレでいってみる！」 「何それ」 「さあ」 小林くんは変な方向にいってしまいそうです ---------- はたしてこれはツンデレといえるのだろうか text